安い理由
特別寄稿 安すぎるインプラントの秘密
安すぎるインプラントで安心でしょうか?
物事には、必ず適正価格と言うものがあります。
安すぎるにはそれなりの理由があるのです。
- インプラントの手術料金だけしか提示していない
- インプラントは、インプラント体、土台、被せ物の3つがそろって初めて噛めるようになります。
インプラントの手術代が10万円でも、他の土台と被せ物が高く、結局は同じような料金になってしまうこともあります。 - 1本は安いけど、その分、普通よりも多い本数をいれなければならない
- 現在の指針では、全く歯が無い場合でも、上顎8本、下顎6本インプラントを埋入すれば良いとされています。
片顎に10本以上というのは、現在の潮流に逆行することになります。1本1本が安くても、多く入れなければならないので結局高くなります。 - 1番簡単なケースのみ、安いインプラントが適応され、他のものには適応されない
- 簡単なケースなどほとんどないため、結局、普通の値段のインプラントを勧められることになります。
ワンピースインプラントでできるケースは、かなり制限が多く、ケースが限定されます。松竹梅の松と竹は、他の医院と同じような価格設定になっています。 - とにかくインプラントを数多くして少しでも利益をあげたい医院が、技術の安売りをしてしまう
- 先日、問題になった銀座のレーシック眼科も、治療費は相場よりも安かったそうです。
価格を下げる時に、犠牲になりがちなのは、人件費と衛生管理費などです。薄利多売の基本は、数が勝負です。どうしても質は落ちてしまいます。
安い割には良い服も、ブランドものの服に質はかないません。一流の料理人は、一流の値段の料理しか出しません。技術に自信のある先生は、決して安売りはしません。 - (先日、愛知県の歯科医院で、一度使用して抜け落ちたインプラントの使い回しをしていたというニュースが流れました。失敗したインプラントを洗剤で洗って再度使用していたというものです。これは言語道断で、決してやってはいけないことです。こんなことをしているのはこの歯科医院だけだと思います。それよりも、なぜそんなに失敗したインプラントがあるのかが不明です。当院ではまだ3本しか失敗したインプラントはありません。それも、その後すぐに新しいインプラントを埋入し、安全に使えています。)
- 国産の安いインプラントを使用
- 以前は色々と問題になったこともあったのですが、国産のインプラントも、現在はかなり良いものになりつつあります。
ただ残念ながら、日本のインプラントの研究は、世界に比べて10年遅れています。
歯科に限っては、国産のものが良いとは限らないのです。国産のものは、海外製インプラントの良い点を手本にしたものが多いため、研究費があまりかかっていません。その分、費用を下げることができるのです。
ただ、どうしても海外製のインプラントの後追いになるため最先端の技術を取り入れづらいという欠点もあります。
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