骨を増やす方法
サイナスリフト(オステオトームテクニック)
上顎洞底挙上術(サイナスリフト)
上顎の骨には上顎洞という空洞があります。上顎の歯を失ってしまうと上顎洞は拡大し、結果骨が薄くなってしまうことがあります。上顎洞底挙上術(サイナスリフト)は拡大してしまった上顎洞に人工骨を移植することで、骨の厚みを確保する治療です。
サイナスリフトには大きく分けると、骨の横からアプローチするラテラルウィンドウテクニックと骨の下からアプローチするオステオトームテクニックがあります。
ここでは、オステオトームテクニックを説明します。
オステオトームテクニック(Osteotome technique)
オステオトームテクニックは、上顎洞底挙上術の中の1つの方法です。5mm程度の骨が残っている場合に、オステオトームという器具を用いて、骨を増やしながらインプラントを同時埋入するテクニックです。ラテラルウィンドウテクニックよりも、治療期間や手術のストレスを減らすことができます。
↓上の白いラインまでオステオトームによって骨が増えています。
↓術前のレントゲン写真。左上第二大臼歯部の骨が5mm程度しかありません。白いラインが骨の幅を表しています。
↓オステオトームテクニックを用いることにより、骨を増やすと同時にインプラントを埋入しています。上の白いラインまで骨が増えています。
↓後ろのインプラントは、オステオトームテクニックを用いて、骨を増やすと同時に埋入しています。
↓オステオトームテクニックを用いたインプラントを上方から見たCT像。
シュナイダー膜が盛り上がっている状態がわかります。
費用
インプラント手術代: ¥220,000/1本
サイナスリフト: ¥20,000/1ヵ所
リスク
インプラント治療に関するご相談・ご質問を随時受け付けております。皆様からのご相談・ご質問はインプラント歯科医がお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。